税務調査までに確認しておくこと

2020年10月19日

相続の基礎

今回も前回に引き続き大田区の蒲田にあるシトラスベル税理士事務所から税務調査の前に準備しておくことの徹底解説を致します。前回の記事「税務調査の連絡があったとき」のつづきとなりますが税務調査の連絡があった後に税務調査前までに確認しておくべき事項を具体的に解説しております。また、顧問税理士がいる場合に検討しておくこと、打ち合わせしておくことも参考として記載しております。

定款・議事録の確認

税務調査は会社の憲法でもある定款や、株主総会や取締役会などの議事録の提示を求められることがあります。最近は株主総会の議事録を作成していない会社もあるので注意しましょう。

特に税務調査で考えると役員報酬を決めたときの議事録は重要な資料です。役員報酬は株主総会や取締役会で決定したのちにだされるためですね。たとえば過去役員報酬が増額されていた場合、株主総会の議事録がなければ不備の指摘をされてしまいます。

証憑類、領収書、請求書の確認

領収書や請求書は経費として計上するための重要な書類です。調査官は帳簿に記載されている取引および金額が適正かどうかを確認します。よくある不正では6が8に書き足されたり桁が不自然に多いなどずさんな仮装隠蔽も当然チェックしますのであさはかな書類は見破られます。社長は知らなくとも経理や営業担当がそのようなことをしないともかぎらないため注意しましょう。

一例として外注費が現金の支払いであった場合は、架空な取引ではないかを確認するため、適正に会社名や住所が記載されているかを確認し、場合によっては記載されている会社名や住所が実在しているかを税務署に持ち帰って調べることもあります。こちらの経費は相手方の売上となるのでつじつまがあうかを確認するわけです。

相手側で売上に上がってない場合など架空経費に該当してないかどうかを調べているのです。そうなるとどちらかが嘘をついていることとなり追求をうけるでしょう。

注意としてメモやふせんはすべて消しておきましょう。笑えない笑い話ですが怪しい領収書にすべてふせんをつけておいたものをそのままにしたまま調査をうけた社長がいたそうです。調査官はふせんや赤ペン、書き込みがあるとよく見るので怪しい領収書をすべてチェックされてしまったそうです。こういったことは疑問が解決すると忘れがちとなるのでよくよくチェックしておきましょう。もちろん不正はしてはいけませんが…

人件費関係

税務調査では、法人税の申告書だけではなく源泉所得税という税金の調査も同時に行われます。特に人件費に関係する書類で架空の人件費が計上されていないかを確認することが多いので少なくとも次の書類は用意しておいてください。

  • 年末調整のときに作成した扶養控除等申告書
  • 退職金を出した場合は退職所得の受給に関する申告書
  • 給与台帳

あとは社長へのプライベートの支出がないかなども改めて確認しましょう。役員へのプライベートな支出は役員賞与とされますので日頃から事業とプライベートを分けることが必要です。

社内規定

出張旅費規程や通勤費、交通費や、従業員の前借り、その金利、交際費など、帳簿に計上されている金額が社内規定に基づいているかをチェックしてください。

社内の部署同士の確認

税務調査は、通常は経理と税理士が対応すると思いますが、調査の際は事実確認のために営業部門・販売部門・工場などの別部門の担当者にも話を聞きにいくこともあります。税務調査があることはもちろんのこと、取引の内容や在庫の棚卸方法などについて申告している内容と実態が合っているかを確認しておきましょう。

また、横柄な態度で対応しないこと、あやふやな表現はしないこと、余計なことは喋らないこと、迷ったことは後で回答するなど、調査官への対応方法も事前に各部門の責任者に伝えておきましょう。

その他

契約書や請負契約書については、印紙が貼られてないことも多く見受けられますので確認しておきましょう。金庫の中も見られるため調査当日の現金出納帳の残高と金庫の中のお金も確実に合わせておいてください。特に現金商売の場合は、厳しくチェックされます。

調査官を来社時に、どこの会議室へ通しどの位置に座っていただくかも具体的に決めておいておくと、当日に慌てなくてすむので計画をしておきましょう。

税理士との関係

税理士との関係

顧問税理士がいる場合は調査前にかならず打ち合わせをしましょう。普通であればまずは会社ではなく税理士に税務調査の連絡がきますので顧問税理士から打ち合わせの打診があると思います。

会社の内部事情は通常の顧問契約のなかでできるだけ実際にみてもらうなどしておくと良いですがもしできていない場合は正確に税理士につたえておきましょう。正確に伝えておくことにより、実地調査時に、顧問税理士が適切に説明することで信頼感をあたえることが可能ですし問題点もあれば指摘してくれるでしょう。顧問税理士に、今まで話してなかった事情を話すことにより気分的にもだいぶ楽になりますし、税務調査を通じて顧問税理士との信頼関係深くなるという相乗効果も期待できます。

社長が会計・税務について専門家並みの知識と経験があれば、税理士の立会いがなくとも大きな問題にはなりませんが、そのような方はほぼいないでしょう。税務調査で社長が不安なときにこそ税理士の存在価値がでますので日頃からできるだけ多くの情報を顧問税理士に伝えるとよいとおもいます。

つてがなく、たとえば取引先を通じて税理士を探す場合は、良い点と悪い点があります。良い点としては、取引先ということは、通常同じ業界でしょうから、自社の業界に精通している可能性は高いので、そう点では心強い存在であると思います。 税理士には、守秘義務がありますので紹介だからといって内情をもらすことは絶対にありません。

いずれにしても、税理士とは十分な打ち合わせの時間が必要となりますので、できるだけ早く探すことも重要となります。特に顧問税理士がいないなかで税務署から連絡があったときは一刻もはやい判断を求められます。よくある質問ですが過去の申告書の作成に関わっていなくとも税理士は立ち会いはできます。当然過去おこなった処理を訂正することは税務調査のなかで行うことになりますが、いわれるがまま訂正するよりもいわば防波堤のような壁を一枚つくることで安心感と余計な税金を払わなくて良くなることもあるでしょう。

こまかな打ち合わせとコミュニケーションがないと税務調査ではちぐはぐな対応になる恐れがあります。

税務調査は、経営者や経理にとってはとてもおそらしいものと感じるのは理解できますが、そんなときに、いつも相談している顧問税理士が立ち会えば心強いものはないと思います。税理士としてもとても頼りにしていただけるのでそれ以上の期待に答えるように最善をつくすはずです。

日頃から顧問税理士とは、税務調査の立会いをしてくれるかどうか、調査後の税務署との折衝をやってくれるかどうか、税務調査の報酬はいくらかなどを確認しておきましょう。もちろんシトラスベル税理士事務所では明確な料金表がありますので参考になさってください。

たとえば、現金商売の場合ですと、突然調査官が訪問してくる場合もあります。税務調査に立ち会ってくれる税理士を顧問にしておくことは非常に有用です。

シトラスベル税理士事務所では現金商売の方にはあらかじめ伝えてありますが、慌てることなく税理士に連絡し、調査官には私だけではわからないので顧問税理士に連絡させてください、またはシトラスベルの大見税理士に、まずは連絡してください。というように返答していただくようにご指導させていただいてます。

税務調査は税理士立ち会いで行わないと細かな箇所で矛盾が生じたり、社長の説明と税理士からの説明で内容は同じでも意図する表現ができないケースが多々あります。実際に申告書をつくった税理士が税務署と折衝することで万が一のミスがあったとしても追徴税額をなるべく低く抑えるように説明することができます。税務調査にきちんと対応してくれる税理士を顧問にしておくのがベストです。


いかがだったでしょうか?シトラスベル税理士事務所は東京都大田区蒲田にある税理士事務所ですがご要望があれば全国出張いたします、特に仮想通貨等の税務調査はもっとも得意としております。
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